とりあえず、どういったものかざっくり理解して行きましょう。
ひとことで言うとどういうもの?
中小企業が、取引先の倒産に巻き込まれて倒産しないための保険。
経営セーフティ共済と呼ばれることもある。
「倒産防止保険」は、通称か?
いつからあるの?
昭和53年から続いています。
どのくらいの企業が加入してるの?マイナーなもの?
平成24年度で、約31万社が加入。フツーにメジャーなようです。
掛け金は?
保険金は、毎月5,000円?20万円(5,000円きざみ)で、自由に選べて、
掛け金総額が800万円になるまで積み立てられます。
年間一括払い前払いも可能。
保障内容は?
返さなくていい保険金がもらえる、というものではなく、
保険掛金の総額x10倍の金額を、無利子・無担保で借りられるというもの。
掛け金総額がMAXの800万になっていたら、8,000万円を借りられる。
最低金額は、50万円。
返済期間は、6ヶ月の措置期間(返済しなくていい期間)のあと、
貸付額に応じて5?7年。
ただし、取引先の「倒産」時のみで、「夜逃げ」等の場合は共済金がおりない。
他に、なにかウマミはあるの?
- 保険掛け金は、税制上、「損金」または「必要経費」として計上できる。
- 保険掛金の95%を、自分の都合で「一時貸付金」として借りることができる。
このへんをうまく使って「節税」するのは、みんなフツーにやっているようです。